20代前半の頃に、彼氏と同棲していたのに浮気ばかりしていた話です。
当時私は、初めて社会人になったばかりで、毎日ストレスを感じながらも充実した毎日を送っていました。
同棲していた彼氏はパチンコ屋で働いていたのですが、プライベートでもパチンコが大好きでした。
仕事が終わったら他の店に閉店まで入り浸り、せっかくの休みの日でも開店前から並んで一日中帰ってこないことがざらにありました。
また、彼氏は家事が一切出来ず、お米を炊くことどころか、洗濯物の回し方さえも知らず、まるで家政婦のように彼氏の身の回りの世話をしていました。
何故そんな彼氏と別れなかったかというと、その彼氏が、本当に心が綺麗で、性格は良かったからです。
今まで外見重視で彼氏を選んでいた私にとって、見た目は不細工でも、その純粋な心に惹かれ、かれこれ2年ほどお付き合いをしていました。
浮気人生のスタート。A君との出会い
付き合い始めて、2~3ヶ月たった頃、ある出来事がきっかけとなり、そこから浮気人生がスタートしました。
ある夜、仕事からの帰り道、マンションの入り口前で、「すみません」と声をかけられました。振り返ると、男の人が立っていました。
私はおじさん受けがいい顔で、さらに「声をかけたらすぐに着いてきそう」と何度か言われたことがあるくらい、抜けている様に見える顔らしく、普段から声はかけられやすかったのですが、その男の人は、いつものおじさん達ではなく、某アイドルに似たカッコいい男の人でした。
普段だったら、これでもかと言わんばかりにシカトするところを、そのルックスに惹かれ「はい?」と浮かれて返事をしました。
その彼をA君とします。
家に近いのでナンパを断るが…
A君いわく、まだ東京に出てきたばかりで、この周辺を何も知らないから、良かったら近くの居酒屋で飲みながら色々教えてほしいと言われました。
正直、家から離れた場所でナンパされたなら、すぐにでもOKしたいところでしたが、彼氏の職場も近く、知り合いが多かったため、泣く泣く断り、その日は連絡先だけ交換しました。
A君には、彼氏がいること、同棲していることは伝えましたが、全く気にしていませんでした。
私も連絡するだけなら構わないだろうと、彼氏がいないときにメールや電話をしていました。
そんなある日、彼氏は相変わらず家に帰って来ず、当時の私は極度の寂しがりやで、泣きながらA君に、「寂しい。」と連絡をしました。
その時は、家から少し離れた公園で合流し、話をしているうちに、流れでキスをして、そのまま別々に帰りました。その時は、まだ罪悪感を感じていました。
寂しいと思うとA君に連絡。同棲部屋でセックス
ただ、彼氏は相変わらず帰ってこない日が多く、寂しいと思うたびにA君に連絡しては会うことを繰り返すうちに、とうとう同棲している部屋にA君を入れ、一線を越えてしまいました。
その頃には、罪悪感は感じなくなり、むしろ、寂しさを与えてくる彼氏が悪い、A君に寂しさを埋めてもらおうという心境に達しました。
また、彼氏は性欲はあるのですが、正直下手で、極度の早漏だったのに対し、イケメンのA君は、慣れているからか、とても上手で、そこも決め手となりました。
それでも彼氏の性格は好きだったので、別れず、罪悪感0で付き合い続けました。
その後、A君は、彼氏と別れろ等としつこくなってきたことで、めんどくさく感じ、4~5回で切りました。
罪悪感がないので、彼氏に後ろめたさは無く、いつも通り接していたからか、全くバレませんでした。
ナンパ師、キャッチ、パリピ、なんでもエッチ。
相変わらず、彼氏は家に居ない日が多かったので、A君をきっかけに、次々と浮気をし始めました。
クラブでナンパしてきた人、キャッチのお兄さん、友達に紹介してもらった人、パーティーで出会った人、色んな人がいましたが、特徴は、彼氏とは違い、イケメンだったことです。
顔や性欲、寂しさは浮気相手に埋めてもらい、心の安らぎは彼氏に埋めてもらう、という考えでした。
どんなにイケメンでも、私の心を満たしてくれるのは、不細工な彼氏だけ、と思っていたのですが、ある男の人との出会いで、その日々が終わります。
ブサイクな彼氏も切る。ビッチでもいいや
その男の人を、B君とします。
B君とは、あるクラブで出会いました。話しかけられた時、あまりのイケメンっぷりにビックリしたのを覚えています。
きっと冷やかしで話しかけてきたのだろう、と思っていたのですが、何度か友達も交えて遊ぶたびに、顔だけではなく、頭が良くて、お金持ちで、完璧なB君にすぐに惹かれました。
そんなある日、B君から2人で遊ぼうと連絡があり、私は即OKし、待ち合わせ場所に飛んでいきました。
ドライブをして、私の家に帰り、大人のテクニックに酔いしれ、昼まで2人で寝ていたら、急にインターホンがなりました。
勧誘だろうと、2~3度無視をしていたら、次に私の携帯が鳴り始めました。
そこには、彼氏の名前が表示され、その間にも、インターホンは鳴り続け、ドアを「ドンドンドン」と叩かれ続けてきました。
彼氏が帰ってきた!とゾッとしましたが、鍵は一つしか無く、私が持っていたので、彼が入ってくることは無かったのですが、10分は携帯やドアを叩く音は止みませんでした。B君には、元彼で、付きまとわれてると嘘を付くと、「俺が出ようか?」と半裸のままで行こうとして、必死で止めました(笑)
さすがに彼氏も浮気を悟り、問い詰められ、今までのことを全て正直に話しましたが、何故か別れたくないと言われました。
今までの私なら、よりを戻していたとの思うのですが、イケメン、お金持ち、頭がいい、三拍子揃ったB君を目の前にすると、何故こんな人と付き合っていたのだろうと思ってしまい、別れてその家を出ました。
もちろん、B君とは付き合わず、私なんて遊び相手でしたが、遊び相手であることすら誇りに思えるスペックでした。
彼氏と同棲した2年の間に、詳しく覚えていないですが、10人ほどと浮気しましたが、バレなかったのは罪悪感が全く無かったからだと思います。
浮気は、自分の欲を満たすだけ、と割り切ることをオススメします。
別れるときに「お前は浮気するのが癖なんだ」と言われましたが、「気持ちは浮ついてなかったよ、ただ体が浮ついただけ」と言いました。