主人とは高校生から付き合っている間柄です。

結婚して10年、トータルすると約20年一緒にいることになります。

 

子供は小学生になる息子が一人です。

お互いの両親も仲が良く、共通の友達も多い幼馴染のような関係です。

 

初めて付き合った異性もお互いが初めてで、一応お互いしか知らないということになっています。

ときめきは正直ありません。家族というより「同士」という表現がしっくりくるような間柄です。

 

主人とは腐れ縁。心に隙が出来る

主人のことは大好きです。

でもそれは男としてというよりも、生きていく上でなくてはならない存在といった感じでしょうか。

 

もしも主人が浮気をしたら・・・と考えたことがあります。

でも不思議とそこで嫉妬とか悔しいという感情は湧いてこないのです。

 

実際にそのような場面に遭遇してみたら心境は変わるのかもしれませんが、逆に「してくれればいいのに。そうしたら私も自由にするのに」と思ってしまったこともあって、なんだかとても複雑な気持ちです。

 

主人とは高校の時から付き合っていますが、大学と職場はそれぞれ別々の道に進みました。

主人の知らない所で男性と二人でお食事に行ったり、友達に誘われて合コンに参加したりということは何回もありました。

 

またその中から私のことを気に入ってくれて言い寄ってくれる人もいました。

しかし、そのたびに私は誠意を尽くし、一線を越えたことは一度もありませんでした。

 

そんな私が結婚をして、子供が小学校に上がって少し自分の時間ができた時に、ふと心の隙ができてしまったことがあったのです。

 

出会いは整骨院

その人との出会いは整骨院でした。

 

私は腰痛持ちで腰に爆弾を抱えています。

ぎっくり腰も過去に何度か経験しており、危険信号を察知する度に整体や整骨に行くようにしていました。

 

家のわりと近くに新しい整骨院がオープンしました。

ちょうど腰の調子が悪かったこともあり、予約をして行ってみることにしました。

 

そこの整骨院はゴキゴキと骨を鳴らすような施術ではなく、電気治療が主でした。

電気に抵抗があったので迷ったのですが、継続していくうちに楽になるという口コミもあり、試しに通ってみることにしました。

 

その時私を担当してくれた男性は、物腰の柔らかい地味な感じの男性でした。

うつぶせになって腰の状態を見てもらった時に、側弯症も併発してるのでマッサージや指圧、鍼灸などでは一時しのぎであるという説明を受けました。

 

電気治療を何回か施すことで、筋肉から体の構造を変えていき、腰にかかる負担を和らげていこうということになりました。

説明がとても丁寧で分かりやすかったことと、彼から滲み出る雰囲気、腰に触れる優しい手つきに惹かれるものを感じていました

 

少しずつ変わっていく関係

腰に電気をあてる時は、ほんの少しだけはいている下着を下にずらします。

男性相手だったので少し恥ずかしかったのですが、あまりにもサラリとした対応ですぐに慣れることができました。

 

少なからず密室でのそのような体験に気持ちが高揚していたのもあるのかもしれません。

 

何回か通っていくうちに、彼と世間話をするようになりました。

歳が二つ上であること、趣味が高じて独身であること、優しそうに見えて意外に肉食系の趣味や性格を持っていることなど。

 

自分のことを話す時もそうですが、相手の話を聴くこともとても上手で、さらに彼に惹かれていきました。

こんなふうに、自分のことに興味を持って接してくれることは久しく無かったからです。

 

もちろんカルテがあるので、私が既婚者で出産済みであることも知っています。

メールの交換をするようなこともなく、プライベートで会うようなこともありませんでした。

 

彼は整骨院の責任者を任されていたのですが、いつしか「来院する時は必ず僕を指名してください」と言われるようになりました。指導者なのでもうノルマとかはないのでは?と思ったのですが、「とにかく他のスタッフに、やらせるのは嫌なんです」というようなことを言ってくれました。

 

そして、予約を入れる時に営業時間外での予約時間を言われたことがありました。

閉院した後で、他のお客さんも、スタッフも皆さん帰った後です。その時にたった一度だけ一線を超えました。それが彼とは最初で最後です。

 

その後契約していた回数が満了したので、延長契約を強く勧められたのですが、腰の状態も良くなっていたので打ち切りにしました。

なんとなく、もうそうした方がいいような気がしたからです。

 

その後の生活。出会いはどこにあるのか分からない

もちろんこの出来事は主人も知りません。

また、整骨に通っていると思っているので、まさかそこで私がこういうことになってるとは思ってもいないと思います。

 

それから何年か後に、ふらりとその整骨院の前を通った時、入り口に貼られている担当スタッフの顔写真に彼の姿はありませんでした。

おそらく他の院に異動になったか、退職したかのどちらかなのかもしれません。独立も考えられます。

 

不思議と主人に対する罪悪感もありません。

ただ私は整骨院に通っていただけで、それ以上でもそれ以下でもないという感じです。

 

出会いはどこにあるかわかりません。

日常の生活の延長に、意外な形で待っているものだと思います。

 

そこに足を踏み入れたまま帰って来れなくなった時に、人生は狂ってしまうのだと思います。

今の生活を守りたいのであれば、ほどほどのところで手を引く。これが一番だと思います。

 

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