結婚生活も3年を過ぎた頃の事でした。
夫婦生活も倦怠期に入り始め、子供もいなかったため、喧嘩をすることはなかったのですが、会話もあまり弾まず、個人の趣味などに没頭することが多くなりました。
また、仕事も忙しくなり始め、妻と過ごす時間もあまりなかったように思えます。
不倫の始まりはお互いのセックスレス暴露
妻とは学生時代の同級生で、自分とも学生時代からの仲のいい女友達で、しかも同じ職場の同期になった女性がいました。
ある時、その女性と地方に出張することになりました。
他の同僚も何人かいたので仕事上は普通の会話のやり取りをしていました。
仕事が終わり、夜になり、飲食店に行った後で、どういうわけか2人でカラオケ屋に行くことになりました。学
生時代からの付き合いで(男女の付き合いではない)、よく遊んだ仲ですが、どちらかというと、この女性は男友達といるような感覚でした。
そのため特に緊張することもあるませんでしたし、男女の仲に発展することもありませんでした。
「夫婦仲はどうなの?」と彼女が聞くので、「まあまあかな?」と答えると「本当?それなのに、子供はいないままなの?」と言われました。
「いいじゃないか、別に…妻から何か聞いたのか?」
「そういうんじゃないけど・・・」
「そっちこそ夫婦仲はどうなんだよ?」
「うちは、まずまずよ、夜の営み以外は。そっちと同じで子供はいないけど・・・」
「夜の営み以外?セックスレスかよ…」
「あんたこそ、週に何回ヤッてるのよ?」
「・・・」
そういえば、妻との営みは久しくありませんでした。
「全然ないんじゃないの?そっちこそセックスレスなの?」
「まあ、別にいいだろ・・・」
カラオケを歌ったりしながら、そういった会話が続きました。
同期との不倫セックス。妻とも友達なのに
(普通の)ホテルに帰り、休んでいると彼女が部屋にやってきました。
「まだ、何かあるのかよ?」
「暇だったからさぁ…」
「明日も早いことだし、そろそろ寝ようぜ」
「まだ23時過ぎじゃない、あんたって暫く見ないうちに淡白になったのねぇ」
「徹夜で遊んだことなんてないだろ・・・」
彼女が僕の目を見つめてきて突然キスしてきました。
「何すんだよ?突然…」
「どんな反応するのかと思って・・・」
彼女の手が僕の股間の方を触り出しました。
「ねぇ、貴方も溜まっているんでしょ?私の相手してよ・・・」
「いいのかよ?」
「誰にもバレないでしょ?2人だけの秘密よ・・・」
学生時代からの友人とこんなところで関係を持つようになるとは夢にも思いませんでした。
彼女が予想以上に積極的で手馴れた手つきや腰つきで攻めてくるので、こちらも応戦する形で反撃することにしました。彼女のやり方が上手かったのか、久しぶりで妻との営みよりも数段盛り上がりました。
「あなた結構上手いじゃない、あの娘にもこんくらいしているの?」
「そんなことないよ、妻も淡白で…」
「へぇそうなの?」
「そういう自分は旦那とそんくらいいつもしているのかよ?」
「私の旦那も淡白で…」
そういった会話が続きながらもお互いの体力が尽きるまで行為が続きました。
不倫はエスカレート。1週間の出張で毎晩。
多分1週間くらいの出張だったのですが、毎晩のように夜に食事に行った後で、ホテルに戻ると2人で会うようになりました。
会った時は毎日営みが始まりました。
出張が終わり、帰ってくると、仕事が忙しくなり、彼女とは昼間の仕事中しか会わなくなりました。
しかし、月に1度、4~5日くらいのペースで一緒に地方に出張に行くたびに、彼女との関係は続きました。
共有のメールアドレスを作成して下書き欄にメッセージを残して、お互いにやり取りしました。
そうすることで他の方から発覚することもなく、誰からも怪しまれることもなく関係を続けることが出来ました。
やはりスマホよりもこういった共有メールアドレスを保持していた方が発覚しない傾向にあるようでした。
どっちかというと月に1度くらい会うセフレのような関係だったのかもしれません。それ以上の関係をお互いに求めることもなかったのでうまく行ったようでした。
妻とは仲が悪かったわけではないのですが、淡白な性格のため特に仕事に関して深入りされることもなく、ストレスをためることもありませんでした。
そういった関係が3年くらい続いたのだと思います。
不倫の結末は突然に。
その後、彼女が人事異動で転勤することになりました。
それを機に会うことはなくなりました。
違う地域に転勤になってしまったので、そんなに簡単に会えないですし、出張先になることもなかったので、その後彼女がどのような人生を歩んでいるのかも定かではありません。
妻との関係は相変わらずでした。あまり会話も弾まないものの、喧嘩をすることもあまりなく結局気付いたら今日までに至っているといった感じです。
特に離婚したいと思ったこともないので、このままの人生を続けるつもりです。
特に罪悪感もないまま関係を続け終止符を打つことが出来たことは運が良かったとしか言いようがありません。うまく行くコツはくれぐれも深入りしないことではないでしょうか?