今まで浮気不倫したされた事が何度もある私ですが、唯一後悔している浮気の体験談を書きます。
外国人と付き合っていた私。文化の違いで、ひどい扱い
当時の私は外国人と付き合っていました。
ライフスタイルの違いから戸惑う事も多かったのですが、私が一番苦手なのがホームパーティーだったんです。
何かあるたびにパーティーします。来訪者は誰かにエスコートされ、二人以上で来ます。
彼が主催者側だったことが多いので私は準備やお客様へのおもてなしにあくせくしていました。
事件は彼のバースデーパーティーで起こりました。
その日はいつも以上に来訪者が多く、かなり広めのマンションがごった返していました。
実は私、彼にサプライズプレゼントがあったんです。
それは彼の母国語で書いたラブレターです(スペイン語)必死に調べて書いたのでタイミング見て読んで渡したかったんです。
ほんの隙間時間が出来たので、彼を寝室へ呼び出し、手紙を読みました。
喜んでくれると期待していたのですが、彼から返ってきた言葉は、「忙しいから後にしてくれない?」私は怒りと寂しさで一杯になりました。
更に並ぶプレゼントは全て高級ブランド。
私もそれなりのものを用意したのですが、まるでそれがごみのように扱われて、「それ、何のブランド?」など出席者からも失笑の声が上がり、耐え切れなくなった私はワインのボトルとグラスだけ持ってベランダに逃げました。
慰めてくれたKさん
そこへ出席者で数少ない日本人の方が来たんです。
元々住む世界が違う私を不憫に思い、励ましてくれました。
Kさんとしましょう。Kさんはうちの彼の友達と付き合っていました。
身長は低いですが髭と短髪が似合う素敵な方でした。
Kさんに励まされ元気を取り戻した私でした。
二次会に行くぞ!とみんなで六本木に向かう為電車に乗り込みましたが、どうしても行きたくなくて、私は新宿で降りました。最後まで引き止めた彼の顔が今でも忘れられません。
新宿で途方に暮れた私は親友に電話してみることに。
そしたら仲間内で飲んでるから合流しようと言われました。
まったく別の集まりに合流すると、Kさんが!
合流すると六人で飲んでいたのですが、そこにはまさかのKさんの姿が。
あ!とか言っちゃったんですが、言葉を遮るようにKさんが、「はじめまして」と言ってくれて状況を悟りました。
「紹介するね。Kさんと言って、今私が付き合ってる人なんだ」
意気揚々と話す友人の顔が逆に痛かったです。
お前、浮気されてるよ・・・なんて言えるわけがありませんから。
途中私が煙草を買うために外出すると言い出すと一人じゃ危ないとKさんが付いてきてくれました。
酔っている親友は、「うちの彼、ほんと優しいんだよ~」と嬉しそうに話しており、ますます心が痛みました。
たばこの自販機はすぐでしたが、わざあと少し離れたコンビニに歩きました。
自分も色々大変だったのにこんな状況で聞きたい事がやまほどあった私。
先に口を開いたのは、Kさんでした。
「今日さっきお前の彼氏のパーティーで会った事は何も話さないで欲しい」
それ以上は聞きませんでした。
「みんな色々あるもんね、いいよ!安心して!」
ほっと肩を撫で下ろしたKさんは今度私の状況を聞いてきっました。かいつまんで話しましたが、少し同情してくれたようです。
Kさんからのメモ書き。浮気の誘い
「お互い色々あったけど、今夜は楽しもう!」
そうやって自分に言い聞かせ、店に戻りました。
「遅くな~い?うちの彼氏に手、出したらあんたでも許さないからね」
親友は完全に出来上がっていました。
そこから更に話とお酒が弾み、ふとした瞬間に私が箸を落としてしまったんです。
たまたま隣に座っていたKさんとテーブルの下を探すことに。
その時他の誰にも分らないようにメモ書きが渡されました。
私はそれが気になり、トイレに行き、手紙を見ました。
「パーティーからお前が可愛いと思っていた
この後会いたい
090-○○○○-○○○○」
まさかの事に驚きました。しかも私もKさんには魅力を感じていたのでNoとは言えませんでした。
一応SMSで「私も会いたい」と返信し、トイレから戻るとKさんがアイコンタクトしてきました。
始発間際まで飲んでいたと思います。Kさんが仕事あるしと先に帰りました。
さっきのあれは酔った戯言だったのかと忘れることにしました。
無心でセックスばかりしていた
しばらくしてKさんからメールが入ったのです。
「○○にいる。タイミング見て出てきて。待ってるから」
嘘じゃなかった。そう思い、私も彼氏が呼び出してるという理由で30分ほどずらして、一人店を出ました。
待ち合わせ場所には確かにKさんがいました。
タクシーでKさんの自宅に行き、何も言わずに抱き合いました。私自身は何かを埋めるように、彼も無我夢中で。
結局彼の家に二泊し、その間無心でセックスばかりしていました。
暗黙の了解でお互いの恋人の話はせずに。
憔悴しきった彼。浮気を許してくれたが…すべてを失った夜
三日目彼の家に帰ると、憔悴しきった彼が居ました。
何度も着信がありましたが無視していたからです。
「話をしよう」
そういう彼に投げつけるように言ってしまいました。
「浮気したから」
コーヒーを飲みながら、何も言わない彼がやっと言ってくれた言葉。
「それでもいから、話そう」
結局話をし、その場は和解しましたが、浮気したことを自分が許せず、むしろそんな自分の許してくれた彼が苦しくて別れました。
Kさんも浮気を疑われたようです。
親友が相談してきましたから、私に。でも私は親友の味方は出来ませんでした。
「誰だって間違ったり、迷う事はあるよ。正しくない事もする。でもそれを受け入れる気持ちって、すごく難しいんだよ」
それ以来親友からも連絡が来なくなり、彼氏を失い、もちろんKさんとも連絡は取っていません。
自分で決断した事ですが全てを失った夜でした。